都城市の不動産売買専門店 拓新不動産|「不動産は買うよりも売る方が難しい」

5.「不動産は買うよりも売る方が難しい」

不動産の購入と不動産の売却、どちらが難しいかご存知でしょうか?

 

「どちらも難しいんじゃないの?」という意見が聞こえてきそうですが、実は購入と売却では売却の方が数段難しいのです。

 

 

今回は、なぜ不動産の売却の方が難しいのか、お話しをさせていただきます。

 

皆さんは普通のお買い物はどのようにされますか?

 

何か欲しいものがあっても、それに対する予算があって、予算に合わせて購入を決めると思います。

お金に糸目を付けずに何でも買えるという方は、それほど多くないでしょう。

予算上限があるので、価格がオーバーしていれば「買わない」という選択をすることになります。

この「選択」がポイントなのです。「

 

買うことができる価格であれば購入する」。

つまり、購入する場合には明確な判断基準があります。

 

これは不動産でも同じことです。

 

ご自宅を購入する場合には、物件の価格と諸経費、税金などの、購入価格全体がいくらかかり、

それに対して頭金と住宅ローンで借りることができる(返すことができる)金額の合計が、購入価格と同レベルになるかで判断することになります。

いくら欲しい物件でも、手の出ない価格のモノは買わないですよね。

 

しかし、売却の場合は違います。

 

何故かというと、まず「自宅の価格」つまり自分で買った金額というものがあるからです。

 

売るからには、過去に買ったという事実があります。

ご自宅であれば、住宅ローンも借りているかもしれません。

 

例えば、15年前に2,500万円で購入した一戸建てを売却しようとして、不動産会社に査定に出すと1,500万円と言われたとします。

住宅ローンの残高が1,800万円残っているとすれば、その一戸建てを売却しても300万円の赤字となり、それに不動産会社の手数料や諸経費が必要となります。

 

つまり、この一戸建てを売却しようとすると300万円以上の自己資金が必要となるのです。

 

ご自身が売りたい価格は、住宅ローンプラス諸経費で1,900万円から2,000万円。

それに反して査定価格=売れる価格は1,500万円。

 

売りたい価格と売れる価格には差が生じてしまうと、このようなことが起こります。

 

また、売りたいということは、その理由があります。理由があるということは、いつまでに売りたいという時間の制限が付くことが多いです。

既に次の購入物件を決めていたり、転勤などで転居が決まっていたりすると、その制限によって売却の柔軟性が下がってしまい、難しくなってしまいます。

 

このように、不動産は買うより売る方が難しくなるのです。ですが、購入する場合は事前に勉強や情報を集める方が多いのに、売却の場合には事前勉強や情報収集をする方は少ないように思います。

 

本当は売却する際にこそ、ノウハウを学ぶ必要があるのです。

 

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